国際原子力機関(IAEA)はイランの核開発に関する最新の報告書で、同国が中部フォルドゥの核施設のウラン濃縮能力を大幅に増強しようとしているとの見解を明らかにしました。
濃縮度最大60%のウランの生産能力が、月4.7キロから34キロ以上に増える見通しといます。AFP通信などが6日、伝えました。
イランでは、フォルドゥに加え中部ナタンズの施設でも濃縮度60%のウランを生産できます。IAEAのグロッシ事務局長は訪問先のバーレーンでロイター通信に、60%ウランの生産能力は「7、8倍かそれ以上」に達する可能性もあると述べました。
イランは11月のIAEA定例理事会で非難決議が採択されたことから、対抗措置を取る構えを見せています。(時事)
(VOVWORLD)